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大河の流れ? ニュース記事に関連したブログ

2011/07/01 23:07

 

滋賀県長浜市の黒壁スクエア。

黒漆喰の建物と門前町、城下町として栄えた街並みが大変魅力的な場所です。

 

そこにあったのは長浜城。

羽柴秀吉が浅井氏攻めの後、領地拝領した際に

小谷城を廃城にして資材を持ってきたそうです。

石や瓦、木材など、我が国の伝統資財は再利用されていたことが

歴史的にも分かりますね。

 

 

と、書いているとお気づきの方も多いでしょう。

現在の大河ドラマ「江」はこの長浜が舞台でしたね。

 

現在長浜市では江・浅井三姉妹博覧会が催されています。

歴史が好きな方、町並みが好きな方、大河ドラマが好きな方…

多くの人が長浜を訪れているようです。

 

そして漆喰好きにもたまらない町並みが残されています。

 

 

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天然と自然

2011/06/30 23:59

 

「天然」と「自然」

 

ほぼ同じ使い方をされる言葉ですが、本来の意味をあえて考えてみます。

現代日本語では文法や使い方が変わってきてはいますが、微妙に異なるものです。

「自然」の反対語は「人為」ですが「天然」の反対語は「人工」。

どちらも人の手が加わっていないことを表しますが、反対語を見る限りニュアンスが若干違います。

 

同じようには使えない言葉遣いもありますし、

 例) 天然ウナギ 自然ウナギ / 自然現象 天然現象

 

また、言葉の持つ役割で意味も変わってきます。

 例)自然の美しさ 天然の美しさ / 自然のめぐみ 天然のめぐみ

 

さらに厳密に云えば「人の手で植えられた森林」。

人の手の部分だけをみると自然/天然のものではありませんが、広義では「森林」は自然。

その森からとれた木材は天然/自然のものとして扱われています。

 

また、人の手で加工された木材

本来は天然/自然のものではなく、天然由来/自然由来と云うべきところです。

 

 

そこで便利な言葉が「自然素材」/「天然素材」という言葉です。

極力人の手が加わっていない…素材ということになります。

 

ちなみに現代の言葉遣いにかみ砕くならば

 

 「自然から持ってきたそのまま」を「天然モノといい

 

 それらを原材料に成分を変えることなく一次加工したものが

 自然素材/天然素材と呼ばれている…といったところでしょうか?

 

さて、その「素材」。どこまでを安全と考えるべきか?

それはまた後日考えてみようと思います。

 

 

 

なお、用例としては「自然素材」の方が多く使われていましたが、

20年ほど前から「天然素材」の用例が徐々に増えています。

吉本興業のおかげでしょうか(笑)

 

ちなみに“NATURAL”の訳としては「自然」が最も多いのですが、

逆に「天然」には“ECCENTRIC”(天然ボケ?)の意味も含まれているようです。

 

 

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1000年を越える「実績」 ニュース記事に関連したブログ

2011/06/29 23:22

 

原発建屋のカバー工事に

我が国の伝統工法が使われるそうですね。

 

具体的には鉄骨やパネルの固定に木造技術の応用。

 

…といってもイメージがわかない人も多いでしょうね。

なので伝統工法で建てられた木造建築、見てみましょう。

 

と代表格、高さ百尺。法隆寺さんの五重塔です。

 

大工さんであればあこがれの存在。

薬師寺さんの金堂です。 

 

ではいったいどうやって?と思われるでしょうね。

それがこの「木組み」の技術。

 

釘を一本も使わずに構造体を作る技術。

我が国で1000年を越えて培われてきた技術なのです。

 

 

そして、それは「木」という素材を大切に使ってきたからに他なりません。

一度寸法通りに切って使った木材…それはその家で終わりではないのです。

解体しても、次の家に合わせて刻み直して使う。

 

 

それは「エコ」ではなく「当たり前」のことだったのです。

樹齢100年の木は伐られて100年後に一番強くなるといわれます。

だからこそ、50年経って建て替えるにしても、その木材はまだまだ。

 

現在多用されている釘やプラスチック、ペンキなどが100年持つと思いますか?

それらは全て出来上がった0年目が一番強い素材なんです。

100年後にあったとしてもボロボロでしょうね。

 

良いものを残し、使えるように加工する技術。

世界に誇れる伝統技術だと思います。

 

木材も漆喰も時間が経てば経つほど強くなる素材。

そして、それこそが歴史が物語る「実績」です。

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つくってみよう ニュース記事に関連したブログ

2011/06/28 22:56

 

  このコンモリ…何だと思います? 

 

前が四角く、後ろが円い。

前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)という古墳です。

 

古墳というものは、歴史の教科書などで習うわけなのですが、

あまり身近なものに感じられませんね。

ところが、実は日本のあちこちにみられるものなのです。

 

一般に豪族とよばれたような有力者の墓とされていますね。

飛鳥時代の前、ヤマト政権があったころには

ごく普通の貴人の「お墓」だったわけですね。

 

で、この古墳、どうやって出来ているか…

近くで見てみましょう。 

 

以外に「ただ土が盛られているだけではない」ことが分かりますね。

しっかりと突き固められた土の上に

噴き石と呼ばれるコブシ大の石をびっしりと並べているのです。 

 

でも、よく考えてみましょう。

ただ土を突き固めただけでは、大雨などで流れて壊れてしまいます。

ということはその対策が必要なのです。

 

実は古墳からは「石灰」の利用が確認されています。

また、有名な古墳壁画の下地は漆喰であったとも。

既に大陸から石灰を作る技術がやって来ていたのですね。

 

土に骨材や繊維、石灰などを入れて突き固める。

左官でいう三和土(たたき)や版築(はんちく)の技法が既に用いられていたのです。

今でも土木工事で土の強度を高める際に石灰が使われているのです。

私たちと石灰のオツキアイには千年を越える歴史があるのですね。

 

ちなみに今回ご紹介した古墳は宮崎県の生目古墳群5号古墳。

平成の世に当時の技法で復元された、珍しい古墳です。


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本物ってナニ?

2011/06/27 21:45

 

老舗のお店に良くある話ですが

「本家」?「元祖」?「直伝」?「総本店」?

 

とにかく「我こそはホンモノでござい」という意思表示ですね。

 

食べモノであれば、そのコトバに魅かれて買い求め

食べてみると…「????」なんてことが良くありますね。

 

案外、昔にこだわっているモノよりも

今に合わせたモノの方が良いものであったりすることが多々あるのです。

 

いまだ続く一時の空前のラーメンブーム。

行列が出来ている飲食店の大半はラーメン屋さんではないでしょうか?

そしてマスコミやラーメン本などで系統化され、

「この店は◇◇で修業した△△系の…」などと評されるわけです。

なおかつウソかマコトか、「本店のほうが旨かった」などと。

 

 

 

 

そしてブームの初頭に出てきた言葉が

「無化調(むかちょう)」というコトバでしたね。

簡単に言えば、化学調味料(今はうま味調味料?)を使っていないということ。

 

それを食べてしたり顔で「本物の味が分かる」という者がいれば、分からないという者も。

 

 

 

さて、食べ物のハナシでなんとなくイメージしていただいた所で

今度は住まいを造る素材で考えてみましょう。

 

 


 

突然ですが問題です!

どっちが本物でしょうか?

 

【木材】

  1. 狂いが生じにくいように熱をかけ、強制的に乾燥させた杉
  2. 伐り出されたあと、長い時間放置して自然に乾燥させた杉

 

【瓦】

  1. バラツキが無いようにセメントで成形され、キレイに塗装された瓦
  2. 粘土の質に左右され、また、焼き色がまばらに異なる瓦

 

【土】

  1. ポロポロと落ちて部屋を汚さぬよう、固める成分が入った土
  2. 強くこするとワラや骨材が落ちてしまう土

 

【漆喰】

  1. 付着性を良くするためにほんの少し樹脂を加えた純白の漆喰
  2. 原料の麻や海藻のために濁った白の漆喰

 

 

 


 

分かりやすく書き過ぎましたね。

そうなんです。

 

ですが、まだまだ我が国の住宅事情は1の素材ばかりが使われています。

そこで色々な住宅会社が「ウチのは本物です!」「天然素材です!」と連呼するのです。

 

では実際には?

 

グルメと同じですよね。

「本物!本物!」と言っている間はなんとなく信じられない(笑)

 

騙されたくないですよね。

…漆喰の見分け方のヒントだけはこのブログに書いています。

探して読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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漆喰の原料って?

2011/06/26 22:35

 

漆喰の原料って何ですか?

 

聞かれる機会の多い質問です。

様々な情報が氾濫しているために混乱していますが

漆喰の主原料は石灰なのです。

 

 

 

漆喰には石灰の他、

麻すさや海藻のりなどが加えられて出来上がるのですが、

実はその成分のほとんどが石灰。

 

石灰をしっかり塗るために、他の材料が加えられているだけなのです。

 

 

 

配合の比率でみるとこんな感じ。

グラフの青い部分が、それぞれの「固める」成分。

 

漆喰の場合は、そのほとんどが石灰。

ちなみにモルタルは半分がセメント。

防水材や塗料は樹脂が固まることで出来上がる材料です。

 

また、漆喰の主成分は「石膏(せっこう)」といった表示を行っていることがありますね。

どこかで勘違いしているのでしょう。

石膏が主成分の漆喰…もはや漆喰ではありません。

 

 

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無償で住まいを貸していただきます

2011/06/25 18:47

 

全国の古民家再生協会、伝統資財再生機構、

そしてグリーン建築推進協議会が続けております、

 

東日本大震災で被災された方へ無償住宅を支援するプロジェクト

「古民家 民家 無償貸与」マッチング活動ですが

 

全国から寄せられる厚意。

空き民家のオーナー様より半年以上を前提とした無償貸与のお声をいただいております。

 

お困りの方の為にタダで貸していただけるお住まいです。

 

それを各地の古民家鑑定士が安全にお住まいいただける住まいかどうか

無償で鑑定にうかがっています。

その鑑定により安全が確認されたところで「民家ねっと」に確認済みのリストアップ。

下記リンクをクリック

http://shien.kominka.net/

 

全国へ呼び掛けた私たちも驚くほどの物件数。

そしてそれは北海道から九州までの全国から。

 

被災地周辺だけでなく、遠くの親戚を頼って避難される方にとっても

大変ありがたい声であると思います。

 

お借りになる物件の相談をご希望される方は

フリーダイヤル0120-923-043

または民家ねっとでご覧になった物件の担当ボランティアへ直接お電話下さい。

オーナー様とのお引き合わせを致します。

 

私たちは斡旋業者ではありません。

本件は無償で貸していただけるオーナーさまと

避難住宅を探していらっしゃる被災者の方をマッチングすることが目的。

全て無償で行っております。

 

また、住まいを無償で貸していただけるオーナー様につきましても、

同様に民家ねっとにてお申し出いただけますようお願い申し上げます。

皆様の御厚意で多くの笑顔が生まれます。

 

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関連お題

乾かない

2011/06/24 23:54

 

降り続く雨と、晴れても蒸し暑い毎日。

全国的に漆喰の施工が難しい季節です。

 

左官工事は水を塗るとも言われる仕事。

洗濯物と同じで「乾きにくい」ことは色々なトラブルを生むのです。

 

 

トラブルその1)下地養生の不足によるひび割れ

 

左官さんのお仕事は「仕上げ」。最後に漆喰を塗ってキレイに仕上げます。

ところが、雨の毎日。

工期の遅延や天候不順などによって工事日数が足りなくなることが多々あります。

 

で、間に合わせるために何とかするわけです。

当然、ご本人はゆっくり塗りたいのですが…。

誰かが待ってくれないのですね。 その為に起きてしまうトラブルが「ひび割れ」。

 

セメントモルタルの上に漆喰を塗る場合、暖かい時期でもセメントは最低2週間、何もせず置いておく(これを養生といいます)ことをお願いしています。

で、養生せずに塗るとどうなるか?セメントの収縮によって、上に塗った漆喰にひび割れが出来てしまいます。

 

 

 

トラブルその2) 工程短縮?によるひび割れ

 

モルタルの上に漆喰を塗る時には建物から表面に伝わる力が少なくなるよう、砂入りの漆喰(中塗り漆喰)を塗るのです。

それが緩衝材となるわけですね。 昔からの左官さんの優れた知恵です。

 

で、塗らないと?やっぱり割れやすくなります。

でも、1)の理由と同じく、工期短縮のために省かれることがあるようです。

左官さんはしっかり塗りたいはずなのですが…。

 

 

 

トラブルその3) 乾燥条件不良による白化・白華

漆喰は消石灰を練ったもの。

消石灰=水酸化カルシウムは全てではありませんが水に溶けています。

では、水をたっぷり含んだまま乾燥条件が悪いとどうなるか?

 

溶けていたカルシウム分が表面に結晶を作るわけです。

 白い粉を吹いたような状態になり、なんとなくモヤモヤした仕上がり状態になってしまいます。

 またはテカります。表面にオブラートのようなガラス状の結晶が出来てしまうのです。

 

 

 

 

「塗るべきではない状況でも塗る。」には理由があります。

それでも左官職人さんは気候と乾燥条件を一生懸命考えながら

少しでも良い仕上がりになるよう、努力を続けていらっしゃいます。

周りの皆様はよくご理解いただき、左官さんを応援してくださいね。

 

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カビにご用心

2011/06/23 22:02

 

雨が続いています。

雨がやんだと思えば、照りつける太陽

ジメジメといやな湿気が余計に鬱陶しいですね。

 

そろそろ、油断すると食べ物にカビが生えやすい時期になりました。

また、家の中もしっかり風通しを良くしておかないと、

意外なところに結露していたりします。

 

 

「漆喰を塗るとカビが生えない」といわれています。

 

漆喰は抗菌性を持つから?…確かに強アルカリ性の消石灰が主成分なので「無い」とは言えませんが、生えない理由があるのです。

それは漆喰が吸放湿性に優れた素材だから。

 

空気中の余分な湿気を吸収し、乾燥時には放出するわけです。

壁が調湿機能を持っていると考えることも出来ますね。

 

ただ、過信は禁物。

漆喰自体にはカビは生えなくとも、

その上についた汚れやホコリには生えてしまいます。

 

漆喰を塗っているからといってノーメンテナンスではありませんね。

しっかり換気して、しっかりお掃除。

 

当たり前のことをして、はじめて健康的な暮らしが出来るのです。

漆喰はそのお手伝いをしてくれる素材。

そう考えるべきでしょう。

 

 

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漆喰は汚れない?

2011/06/22 22:21

 

漆喰はお城などにみられるように、何百年もその白さを保ちます

 

というのはウソです。

 

何度もご説明していますが、汚れない自然素材なんて…。

一部の広告などでは「汚れない!」なんて書かれていますね。

 

そんな訳がない。

 

それを証明するのがコチラ。

 

キレイなお城ですね。

実は昨年塗りかえられたばかりの和歌山城です。

和歌山は昔の紀州藩。

 

そうです。

八代将軍徳川吉宗公…暴れん坊将軍で有名な紀州です。

 

昨年、南面だけが塗り替えられ、キレイな姿になりました。

そして、改修工事が行われていない部分はというと…

 

分かりますか?

軒下は汚れがついたまま。

逆に雨のあたる部分はメクレなどが見られます。

常に湿気のある部分にはカビや藻が生えているのも分かりますね。

 

これが漆喰の姿。

紛れもない真実です。

 

 では何故「白くてキレイ」な印象があるのでしょうか?

 

お気づきですね。

しっかりとお手入れが繰り返されたから。

 

 汚れたら塗り直す。傷んだら剥がして塗る。

 

それが出来るのが漆喰の魅力でもあると思います。

 

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