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おさらい 漆喰をDIYで

2012/02/23 22:38

 

もうすぐ春の移動シーズン。

引っ越しの準備とともに、新しい環境への準備も進められています。

 

今日はそんな時、よくいただく相談についておさらい。

ひさしぶりにDIYについてです。

 


 

「漆喰を自分で簡単に塗る方法は無いですか?」とよく訊かれます。

あります。簡単ですよ。

 

「綺麗に塗らないこと」です。

 

要するにただべたべたと塗りつけるだけ。

そう。塗るだけならば「誰でも」塗れるのです。

 

違いますよね?キレイに塗りたいんですよね??

プロの左官職人さんは、日々のたゆまぬ研究と努力で、

様々な左官材料の仕上げ方法を習得されていますし

当然、高度な技術が要求される仕事もあります。

 

が、DIY。 

そんな職人さん達と同じコトが「ぶっつけ本番」で出来るわけがないのです。

だって鏝(こて)ですら持ったことないでしょう?

 

実際、左官さんの中でも漆喰をしっかりと塗ることができる職人さんと、

そうでない職人さんがいるのです。

 

それだけ難しいからこそ受け継がれてきた技術。

もっともオーソドックスな漆喰の仕上がりは「平滑で艶消しの押さえ仕上げ」。

正直、それはあきらめていただくほかありません。

修練とカンが必要となりますから、独学でどうにかなるものでもありません。

 

さらに、漆喰という素材はペンキのようにただ平らに塗ればキレイに仕上がるものでもないのです。

手順を踏んで塗り重ねていく中で、乾燥の塩梅を見計らいながら。

塗りあがった後もその乾燥の様子を見守ってやる。

とにもかくにも手のかかる素材なのです。

 

漆喰に限らずぶっつけ本番で出来るほど、日本の伝統素材は甘くありません。

 

ただ、近年DIY用の漆喰というものも販売されています。

多少の樹脂などの化学製品が含まれている場合がありますがそれなりに良いものです。

「どうしても自分のチカラだけで!」とおっしゃる方はそちらを。

 

素材にこだわる方は

左官さんにお仕事をお願いしながら

「どこか自分でも塗ってみたい」とワガママを言ってみるのも良いかもしれません。

お手伝いしながら、とてもキビシイ指導を受けながら、自分で仕上げた壁。

 

それでも納得できるものになると思いますよ。

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実は始まっています「木のソムリエ」

2012/02/22 22:40

 

 漆喰エヴァンジェリストと名乗るワタクシですが…

 

現在全国で「木のソムリエ」という資格の認定が行われています。

 

そんな木のソムリエとは…

以下、紹介ページ抜粋です。 


木造住宅の魅力を伝える専門家として「木のソムリエ」という資格を制定しました。

木は身体にいい。木の家がいい。と思われ木造住宅を選択し建築されている方も多くいますが、どのくらいの方が「木の良さ」「使われている木のコト」を知っているでしょうか?

木造住宅を建築されるユーザーは「木」に期待しています。

 

木の良さ・・・しっかりと伝えて頂くプロを全国に誕生させて行きたいと考えています。

 

材木屋さんが【住育】(※1)という考え方をより多くのユーザーに伝え、住宅等に使われる木材の本当のお話をして頂きます。木造住宅を建築するユーザーは使用される木材に期待をしている中、高度経済成長時以降、国内の木材自給率は低迷し日本の気候風土にはそぐわない外国木材が主流となっています。

よりユーザーに木材の魅力を感じて頂き国内木材の自給率向上を目指し、また木から感じる豊かな生活を育んで頂きたいと願っています。「持続可能な循環型建築=グリーン建築(※2)」が日本の住宅のスタンダードになるよう推進して参ります。

 

※1【住育】とは

5つの「育」教育・知育・体育・徳育・食育・・・食べ物で子供に教える「食育」に対して、家・住まいのことを考え学ぶことを「住育」と言います。家とは本来「家族で幸せに暮らす基本の場所」です。多くの場合ローンを支払いながら、苦楽を家族で共にして過ごします。そして子供達は巣立ち新しい家庭を持ちます。 そして、新しい命が誕生します。多くの住宅は30年弱で解体&廃棄されています。想いはそこでクリアされてしまいます。大人になり、家族と暮らした写真のみが残ります。子供達に、経験を話してあげることは難しくなりました。 「自分の子供の頃の面影が残れば違った教育が出来る」のではないか、学校では学べないことが「親として伝えることが出来るのではないか?」視点を変えてみると「環境問題」も【住育】で考えることが出来ます。森林は二酸化炭素を吸収し酸素を放出します。そして木材は炭素を溜め住宅に使われます。木材を再活用することは二酸化炭素削減に繋がります。森と住宅から環境を考えます。それは「もったいないの心」を育てることにも繋がります。

 

木のソムリエは、下記の要件を満たす者に限ります。

 

 ・材木業、製材業を営んでいる方

 

資格取得には

 

①書類審査  

 事務局である一般社団法人200年住宅再生ネットワーク機構へ書類を提出

 講習受講前に書類審査をさせて頂き、その後講習へご案内致します。

 

②認定講習

 全国各地域での認定講習を受講頂きます。

 

③課題

 今後、各地域で開催する会議等で自身の活動内容や各地域での木材振興の為の行政がおこなう取り組み報告等をおこなって頂きます。

 

④認定

 一般社団法人200年住宅再生ネットワーク機構より認定させて頂きます。

 

なお、資格は3年毎の更新が必要です。

 


 

多くの方が建てる住まいは「木造住宅」。

しかし、そこで使われている木はどんな木なのでしょうか?

高温で強制的に乾燥された木材は長持ちしないともいわれています。

もしもそんな木が使われていたら?と思うととても心配ですよね。

 

我が国の伝統建築はちゃんとした材料が適切に用いられ、

チェックとお手入れさえ欠かさなければ、ご存知の通り「古民家」として残されているんです。

 

ちゃんと「木」について説明してくださる方がいらっしゃれば住まいづくりも安心ですね。 

資格に興味をもたれた方はコチラのページから詳細をご覧ください。

 

住まい教育推進協会 http://www.hepa.or.jp/

 

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「かずら」という伝統素材 ニュース記事に関連したブログ

2012/02/22 00:29

 

今日はちょっと変わった伝統素材。

蔓(かずら)です。

 

「蔓」と書いて「つる」と読むように、蔓草(つるくさ)のことを指します。

 

古来、自然に出来たヒモやロープの代わりに用いられてきました。

民具に蔓で編んだ籠などもありますね。

 

山遊びの経験があれば「ターザンごっこ」のアレです。

木からぶら下がった蔓につかまってア~アア~と(笑)

 

山で採れる素材。

現地調達できるものですからこんな使い方も。 

祖谷の蔓橋 Iya Kazurabashi
祖谷の蔓橋 Iya Kazurabashi / ume-y

 

吊り橋のワイヤーとして使えたんですね。

映画の世界だけでなくこうして今でも使われている場所があるんです。

その一つが徳島県三好市にある「祖谷のかずら橋」。

国の重要有形民俗文化財にも指定されています。

 

観光地としてこの吊り橋を訪れる人は年間に約35万人。

昨年のJリーグ、J1の観客動員第3位が約36万人の横浜F・マリノスですから…

そのくらいの人気。

 

どうでしょう、渡ってみたいと思いませんか? 

祖谷の蔓橋 Iya Kazurabashi

祖谷の蔓橋 Iya Kazurabashi / ume-y

 

今でも現役で使われる伝統素材。

素材よりもそれを使う文化を残していかねばなりませんね。

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関連ニュース

第7回日本漆喰協会作品賞 募集中です。

2012/02/20 23:36

 

2012年度で第7回を迎える「日本漆喰協会 作品賞」。

 

現在応募を受付ています。締め切りは3月15日です。

チラシのダウンロード(pdf)


 

日本漆喰協会さんのホームページで募集の要項も発表されました。

http://www.shikkui.gr.jp/recruitment4/recruitment_2012.html
 

 

さて、この「日本漆喰協会 作品賞」。

名前の通り応募いただいた漆喰の作品の中から

「社会的、文化的見地から特に優秀と認められる漆喰を使用した作品の表彰を行う」ものです。

当然、受賞に輝いた作品はいずれ劣らぬものばかりです。

 

日本漆喰協会ホームページより

 


既にご覧になった方も多いかもしれませんが…

冊子以外にも日本漆喰協会のホームページにて公開中です。 

http://www.shikkui.gr.jp/

 

さらに第1回から第6回まで、全ての受賞作品が閲覧できます。

なかなか見応えのある作品ばっかりです。

漆喰を使った住まいや建築物に興味のある方は是非ご覧いただければと思います。

 

また「自信のある」物件を手がけた方は是非ご応募ください。

応募には書類や写真も必要ですが、一番必要なのは「漆喰」。

「技」が一番ではないんです。

 

漆喰を使った素晴らしい事例があれば全国に知らしめる機会です。

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漆喰の原石

2012/02/19 23:19

 

ダイヤモンド。

富の象徴でもあり、世の女性の憧れでもあるんでしょうか。

 

イメージ

 

 

理系男子の笑い話で

婚約者との指輪のハナシになり「指輪はダイヤがいいわ」と。

それを聞いた理系男子。「ああ、C(炭素)のカタマリだね。」とムードぶち壊し(笑)

 

そうなんです。ダイヤモンドは炭素の同素体。

単なる炭素のカタマリだと考えれば石炭などとミテクレが違うだけの物質なんです。

 

それではムードぶち壊しですね。

 

ダイヤモンドと同様、

鉱物には同じものでありながら様々な姿を見せるものが少なくありません。

その一つに石灰石。これまで何度も説明してきたように、漆喰の原料となります。

 

石灰石の仲間でいえば大理石。

中国の大理で採れることから名付けられた石灰石の仲間です。

 

そしてこれらも石灰石。

 

 

 

カルシウムの結晶の出来かたによって様々な姿を現してくれるんです。

素材の世界、原石一つとっても奥が深いですよ。

 

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インフルエンザと漆喰

2012/02/18 22:52

 

「漆喰がインフルエンザに効く!」というキャッチコピーが少なからず流布しています。

実際に様々な実験を行い、その環境下でウイルスが死滅するそうなのですが…

 

確かに近年発生した鳥インフルエンザ口蹄疫などの殺菌用に

多量の消石灰が散布されています。 

コケコッコー共和国 - Kokekokko Republic // 2010.01.04 - 12
コケコッコー共和国 - Kokekokko Republic // 2010.01.04 - 12 / Tamago Moffle

 

消石灰=水酸化カルシウムの強アルカリでウイルスを殺すという目的です。

 

が、どうなんでしょう。

確かにウイルスや菌がアルカリの影響を受ける状態になればその効果も期待できます。

が、部屋の空気中にウヨウヨとウイルスが飛んでいる時、

その全てが壁に触れるかというと?

 

難しいものです。

 

だったら石灰の工場に勤めていればほとんどの伝染病にかからない…はずですよね。

 

ワタクシ、この冬、石灰の生産現場と漆喰の部屋にいて罹患しました。

結局のところ保菌者と相対していればウイルスを浴びるんです。

 

漆喰、そこまで万能なものではない。とあえて言わせていただきます。

 

うがい、手洗い、加湿、マスク、手指の消毒…結局はそれが一番の対策です。

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なぜ でんでん協会 なのか

2012/02/17 23:54

 

何度も自己紹介しておりますが

今日は私どもが運営する

一般社団法人伝統素材伝承支援協会」について、再度。

 

長いので、皆さん「でんでん協会」と呼んでいます。

ほとんどの方が何の協会なのか分からないですね。

 


 

協会の役割はその名の通り

伝統素材にたずさわる方々の支援を行う」ことです。

 

活動の理念は4つの言葉。

 

  • 伝統素材を守ることは伝統技術を守ること。
  • 伝統技術を守ることは古民家を守ること。
  • 古民家を守ることは左官文化を守ること。
  • 左官文化を守ることは伝統素材を守ること。

 

「伝統素材」…そのへんで簡単に手に入るモノではないんです。

 

 その原料を生産している方々がいて

 さらにその素材に手をかけ加工している方々がいるのです。

 

その方々の支援も大切なコトだと考えています。

そのために各地を訪問して現状を学び、それを皆さんへ紹介する活動も行っています。

 

あるところでは「文化財の工事があるから大丈夫じゃないの?」と言われることがあります。

 

 残念ながら、それは「間違った考え」です。

 

建築だけに限らず、

私たちの生活を支える素材は「身近にある当たり前のモノ」だったハズです。

 

ところがすでに当たり前のモノは無くなってしまっているんです。

例えばワラ。

  • 屋根を葺く材料に。
  • 土壁に練り込んですさに。
  • 畳の床(とこ)に。

そのワラは無農薬のものが手に入りますか?

それとも農薬が残っていても良いのですか?

 

大規模散布用に使われるラジコンヘリ

 

そうなんです。様々な素材が失われつつあるんです。

さらに深刻なのはそれを生産する方々、そして加工する方々の人材難。

 

 

分かりやすい例を挙げれば林業です。

 

樹は放っておいて真っ直ぐな柱に出来るものには育ちません。

林業にたずさわる方が枝打ちを行い

山に手を入れることで良い木が育っていましたが…

 

後継者が不足する現在、荒れる山が増えています。

 

かつて私たちが暮らす周囲には

里山と呼ばれる人の手が入った山がありました。

それらが荒廃することが、

土砂崩れや水不足を招いている原因の一つでもあります。

 

理由は簡単なコト。

国産の木を使わないから。山にあるものを利用しないから。

 

 

私もまだまだ勉強中の身ではありますが、

私が学んだコト、これからももっとお伝えしていきますね。

 

 

最後に当協会の活動方針です。 


【設立の言葉】

 

日本の伝統美は千年以上かけて、残されてきたのではなく長い時間をかけて進化してきたものであると考えます。

残されてきたものこそが本物であり、様々な変化を経て残されたカタチ。

今も残る古民家や、古くから残されてきた寺社仏閣。風雨に晒され自然と同化していくその姿。

私たちの心の奥底にはそれらを「美しい」と感じることができる心のスヰッチが残されているはずです。

 

長い年月をかけた「伝承」と「革新」の繰り返し。私たちはそれを「伝統」と呼んでいます。

現代に生きる私たちは、常に本物を本物と認識し、素材と技術を伝承し続けていくことを目指さなければなりません。

 

ところが現在、我が国の伝統文化を支えてきた素材は需要の低下や後継者不足、環境破壊によってそれ自体の確保が難しくなっており、また、幾度となく再利用されてきたはずの古材をはじめとする伝統資財は、スクラップアンドビルドの考えが浸透してしまった建設業界において、価値を持たないゴミとして捨てられていく悲しい状況にあります。

 

私たちは伝統文化の底辺を支える者として、伝統素材を残すための活動を行うべく本会を設立いたしました。

 

漆喰を中心とした左官材料についての知識見識を広く集め、広く伝え、たくわえ、左官文化を後生に残す活動を行うだけでなく、塩焼き石灰、苆(すさ)、海藻のり、青表などの伝統素材生産者の方々、並びに麻、海藻、和紙、藺草、顔料、油など、失われつつある原料生産者の支援活動を行って参ります。

 

また、古民家が財(タカラ)であることを広く皆様に認知していただくべく、伝統資財施工士・古民家鑑定士として、古民家鑑定の活動を通じ、古民家の保存、古材・伝統資財の活用・再利用を呼びかけて参ります。それが循環型社会の再実現に寄与し、社会・環境に貢献することとなればと願っております。

 


当たり前に有ったものが当たり前に残っているように。

それが美しい未来だと思います。 

 

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リニア迷走? ニュース記事に関連したブログ

2012/02/16 22:36

 

今日は漆喰からちょっと離れて夢の超特急について。

 

R40の男性なら共感いただけますよね?

リニアモーターカー」です。 

Yosemite/wikipedia

 

九州・大分に住んでいた私にとってはお隣の宮崎にはリニア実験線。

家族でわざわざ出向き、遠くから眺めて夢を膨らませたものです。

 

1985年にはつくば’85。筑波万博で何時間もならんで乗りましたね。

そうなんです。あの時確かに磁力で浮いたんです。

 

…と熱く語りたくなるのが、きっとR40の男の子(笑)

 

実はリニアモーターを利用した鉄道は既にあるんです。

長堀鶴見緑地線や大江戸線など

全国の比較的新しい地下鉄などで走る車両に使われています。

 

が、私たちの夢はリニア中央新幹線。

超電導で浮上して、超高速で走る…超特急なんです。

 

実現したら凄いですよ。

時速500キロで東京大阪間が一時間。

 

で、その停車駅の誘致で悶着が起きてますね。

リニア中央新幹線建設促進期成同盟会による

リニア中央新幹線ホームページ」によれば 

リニア中央新幹線は、全国新幹線鉄道整備法の基本計画路線に 位置付けられている「中央新幹線」を、時速500kmで走行する 超電導リニアモーターカーによって結ぼうとするもので、東京都を起点に、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経過地として、大阪市を終点としています。

とのこと。

通るなら自分のトコ通って欲しいですもんね。

 

最終にリンクのある記事は、「奈良市付近」で奈良と京都が争っている模様を。

共に日本人の心のふるさとであるだけに私も捨てがたいですね。

 

JR東海さんのキャッチコピーでいえば

 

うまし うるわし 奈良」か?

薬師寺さん金堂

 

そうだ 京都、行こう。」か

金閣寺

 

ま、私はどちらも大好きですが。

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本漆喰という漆喰 ニュース記事に関連したブログ

2012/02/15 23:43

 

残念ながら様々なマゼモノが行われているのが我が国の建築材料…。

とこれまでに何度かオハナシしてきました。

 

漆喰も場合によっては同様に

各種の補助材料が加えられていることが少なくありません。 

 

 

が、もともと「漆喰」は左官さんが自分で造っていた材料なんです。

それも「水で練ったら出来上がり」ではなく、手間暇をかけて。

 

海藻のりを炊き、麻すさを叩きほぐして混ぜ入れ、少しずつ消石灰を練りこんでいく…

といった具合に左官さん自ら、丁寧に時間をかけて材料作りから行っていたのが

本来の左官現場の姿だったんです。

 

そうして造られた漆喰だけを「本漆喰(ほんじっくい)」と呼びます。

 

海藻のりを炊く代わりに、便利な左官用の海藻粉末を使ってもダメ。

昔ながらのやり方でのみ、本漆喰と呼べるんです。

 

という本漆喰を使う現場、少なくなりました。

素材自体が手に入りにくいのもありますが、費用もかかるんです。

最近は文化財等でしか見られないようになってきましたね。

 

で、昨日ご紹介した姫路城

聞くところによりますとかなり苦労して素材を集めたうえで本漆喰。

頑張って施工されているそうですよ。

 

姫路城.4
姫路城.4 / 柏翰 / ポーハン / POHAN

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姫路城が凄い ニュース記事に関連したブログ

2012/02/14 22:11

 

 ご存知ですか?

只今「平成の修理」の真っ只中の国宝・姫路城

松岡明芳/wikipedia

 

「え?お城って何百年も長持ちするんじゃないの?」と思った方…良い質問です。

 

そうなんです。保たないんです。

お城って、写真に見えている部分を言うのではないんです。

 

普段私たちが「お城」としてイメージしているのはこの部分。

天守閣(てんしゅかく)や櫓(やぐら)など、お城の一部に過ぎないんです。 

 

もともと、お城は戦争の拠点ですから、天然の要害などを利用したりして

石垣や濠で造られた要塞であるわけです。

 

下は私も大好きな首里城の模型。

沖縄でも、ほら、天守閣などはありませんが、ガッチリ守られています。

 

ですから、石垣などの部分は…確かに長い年月、昔のままと言えるでしょうね。

が、建物部分はそうはいきません。

 

特に思いっきり風雨にさらされる天守部分はそうはいきません。

定期的にお手入れが必要なんです。

 

という姫路城。現在行われている「平成の修理」の前は「昭和の大修理」。

様々な部分が何十年もかけて改修されたのです。

それで見ると、天主部分は50年ぶりくらいですね。

 

瓦の葺き替えや壁の塗り直しなどがしっかりと行われるようです。

工事の様子、是非見てみたいものですね。

 

さて、そういったわけで大注目の姫路。

実は日本漆喰協会の総会も今年は姫路市で開催の予定なんです。

しかも現在募集中の日本漆喰協会第7回作品賞。

その表彰式は総会の会場、つまり姫路市となります。

 

メモリアルな年に、日本漆喰協会第7回作品賞。

応募してみませんか?

詳細は日本漆喰協会ホームページにて。

http://www.shikkui.gr.jp/

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